職能給のメリットとデメリット

職業とは業務や労働のことを指しますが、一方で職能とはその仕事を遂行する能力のことを言います。非常に似たような言葉であり、混同する人も多いですが、全く異なるため注意が必要です。

職業によって、高い職能が必要とされるものもあれば、特別な職能は必要とされず、誰であってもできるような仕事もあります。場合によって、職能はもらえる給与の金額に大きく関わってくるため、意識することは非常に重要です。きちんと評価された状態で働きたいのであれば、自身の勤める企業の給与形態がどのようになっているのかを確認しましょう。

職能とは、職務を遂行する能力のことを言います。職能が高ければ高いほど、企業から重宝され、給与も高くなっていくでしょう。実際、高い職能を有している人に対して給与を上乗せする職能給というものも存在しています。職能給とは、基本給とは別に支給されるものであり、従業員それぞれで支払われる金額が異なる給与です。ちなみにこれは、すべての職業で支給されているわけではなく、企業によってバラバラです。

職能給にはメリットもあれば、デメリットもあります。メリット面は、それぞれの職務遂行能力によって給与が支払われるため、仕事をする上でモチベーションが高まるということです。若い人であってもスキルや資格があれば給与が上がる可能性があるため、大きなやりがいにつながるでしょう。

反対にデメリットとしては、公平性に欠ける可能性があるということです。人によっては、職能給の支払われる基準が納得できない場合もあるでしょう。職場によっては、勤続年数によってのみ判断されるケースもあり、このような場合には納得がいかず不満がたまりやすくなります。

不満をためながら働かないためには、職場選びの段階からどんな評価の付け方をしているのかをきちんと把握しておくことが大事です。